“ 学校と地域の連携は、どうあるべきか? ”
- 奈良市の学校と「地域の連携事業」が始まり、今年で10年が経ちました。
- この事業は全国でも注目されている活動で、奈良市のすべての 21中学校区に教育協議会が設置され活発な活動を行っています。
- この取り組みの過去の10年を振り返り、課題を捉え今後の活動に 活かす為に、フォーラムを開催いたしました。
- この取り組みは奈良市が推進しようとしている「地域自治協議会」 「コミュティスクール」を推進する上で非常に参考になります。
- 当日は教育関係者及び教育に関心のある方が多く、市会議員も来られました。
【 連携事業の具体的事例 】
(1) 「ひつじプロジェクト」
平成26年に事業開始。教育協議会・地域・PTA・学校が中学校の敷地の除草対策を考えた結果、「ひつじの放牧による除草」が始まった。
ひつじのPR効果は抜群で、新しいコミュティも生まれてきました。
これをきっかけに山添村との交流も始まる。
(2) 「クリスマスコンサート」
“みんなから楽しく歌を歌いたい”との要望があり、平成26年に合唱団を結成。
毎年、イオン登美ヶ丘でクリスマスを歌い、施設などでも歌っています。
奈良西ロータリークラブ、イオン、アルションなどの協力を得て活動。
(3) 「登美ヶ丘フェスタ」
地域コミュティの弱いこのエリア(登美ヶ丘)、地域の人たちを引きよせる為に「芸術祭」を平成26年から開催。学校を会場に、素晴らしい空間のなかで芸術を楽しむ事が出来ました。
将来ある若手芸術家が、多く出演してくれ盛況でした。
大阪桐蔭高校、高円高校、奈良学園大学等との連携。
(4) 「東大寺寺子屋」
東大寺の主催事業で、世界遺産のなかで二泊三日「気づく、学ぶ、考える」を平成26年から実施。教育協議会も連携して事業をサポートしています。
(5) 「奈良町」
「とみきた塾」の「奈良町体験クラブ」が徳融寺で「一休さんの衣装」で中将姫像を中心に踊りました。10年ぶりに復活した「サンハライ念仏踊り」で奈良町人との交流もできました。平成26年11月。
(6) 「とみきた芸術祭」
教育協議会の皆さんから、とみきたスクールの人たちが地域と共に、
楽しめる芸術祭を企画。奈良学園大学・登美ヶ丘キャンパスを会場として共催。
平成28年10月23日(日)実施。
(7) 「オリックス」
登美ヶ丘北中学校で生徒・地域の人も含めて、オリックス「平野佳寿選手」が キャリア教育的の講演を行った。(平成27年12月4日)
オリックスの「野球教室」も後日開催された。
(8) 「サマーセミナー」
平成24年より実施。毎回専門性が高く教育に理解のある方に講師をお願いしており、過去の累計は50人程度の講師になります。
これをきっかけに講師と新たな関係や活動が生まれてきており、今後の新たな展開に役立つと思います。